本日の第1576回経営者モーニングセミナーは、㈱乾杯・KANPAI 代表取締役 松尾 公輝 県内レクチャラ―を講師に『母の認知症から学んだビジネスの心得・経営の肝』というテーマでご講話をいただきました。
温泉旅館などを中心としたセールスプロモーター歴30年で、実に800泊1600日。
多岐にわたるコンサルティング業をこなす日々のルーツを辿ると、両親に関する苦難が見えました。
父親の死と母親の自己破産、当時は時代変化に対応できない母親を心の中で軽蔑する瞬間もあったそうです。その様な環境下でも同居生活をはじめ、アルバイトを精力的にこなす母親に認知症の兆しが見えてきました。
毎日1時間のコミュニケーションをとり、2か月半の介護生活の末他界。その時あらためて母親の働き続けた姿を見つめ直した時、第10条の『勤労歓喜』そのものだと感じ取ったそうです。
そして両親の出来事が起因となり、自分の中にあるコンサルタントしての問題意識が明確になりました。
『仕事とは生きがいであり、ふれあいであり、張り合いであり、ぬくもりである。』をコンセプトに、『どう変える?』『誰の涙を止める?』などの『課題解決』をキーワードにしたビジネス展開を普及します。
松尾社長はその根幹となる現代の『ニッポンの課題』を様々な世界ランキングを事例に挙げながら浮き彫りにされました。
最後に『死の当日まで働き続ける人生を!』で締めくくった松尾社長。
その姿は『まことの働きにより、人を助け、人を救い、人の喜びをわが喜びとする』姿そのものでした。
本日の参加者は会場26名、ZOOM参加8名、計34名の方が参加されました。
次週12日(火)はマルホンまきあーとテラスにおいて、倫理経営講演会が開催されます。
会員企業の㈱あいのや様による職場の教養を使った活力朝礼の実演が行なわれます。その後(一社)倫理研究所 戸田 徹男 名誉研究員による『経営力を磨くー求められる経営者の資質―』というテーマで講演会が行なわれます。
翌日13日(水)の第1577回モーニングセミナーは、同講師によりテーマ『人間通 ― 人の心をつかむ』というテーマでご講話をいただきます。