本日の第1580回経営者モーニングセミナーは、四季彩食いまむら 店主 今村 正輝様を講師に『石巻から考える食の未来』というテーマでご講話をいただきました。

千葉県松戸市出身の今村さんは、これまで70か国も世界を巡り歩いた自称『旅人』でもあり、その経験で得た世界の『食』に対しての変遷に面白さを見出し、料理人の道を歩みはじめたそうです。
その後3.11の震災ボランティアをきっかけに石巻へ・・。
当時は『店舗再生班』のリーダーとして、石巻の被災したお店の再オープンに尽力されました。
短期ボランティアのつもりが、石巻の様々な人たちとの出会い、そして自分を必要としている人たちの思いに応えたい気持ちが心を動かし、『この地で店を持ち、この地で生きていこう』と決心。2013年に『いまむら』をオープンしました。
自分の足で漁場などの現場に赴きながら食材の生産者と向き合い、『誰がどんな思いでつくっているのか?』を精力的な取材活動をとおしながら勉強しました。それを目の前のカウンターに座ったお客様へストレートに伝えたいという強い信念が、今村さんの行動の基盤の様に感じます。
それと同時に食材の『廃棄』の現状に関する諸問題についても、いくつかの課題を提起されており、講話の終盤では参加者を交えながら、解決へ向けての様々なヒントを共有化するディスカッションも行われ、活発な意見が飛び交いました。
リボーンアートフェスティバルへの参画をはじめとする、今自分が思っていることを『知ってほしい』という今村さんの行動力の先に、『食の未来』を窺い知ることが出来ました。

本日の参加者は会場28名、ZOOM参加2名、計30名の方が参加されました。
次回は5月18日、大崎倫理法人会 佐藤 恭子 女性委員長を講師に迎え、『3%の出来事』というテーマでご講話をいただきます。