本日の第1599回モーニングセミナーは、東松島市復興政策課 移住コーディネーター兼グラフィックデザイナー 関口 雅代 様を講師に迎え、『都市と地方をかきまぜる』というテーマでご講話をいただきました。

東京出身の関口さんは、音楽関係の会社でミュージシャンのコンサートグッズなどのデザインを手掛けるグラフィックデザイナーとして奔走するも、震災をきっかけにボランティアとして東松島市に御縁を持つこととなりました。
その後、都市部から地方へ人材を受け入れ、地域での起業や就業を促す『地域おこし協力隊』にてその手腕を発揮していきます。

やがて東松島をこよなく愛し、現在は市と連携しながら移住活動をサポートする『移住コーディネーター』として活躍。他にも東松島大好き女子たちを中心としたナイトバーイベントや、野蒜海岸のビーチクリーンイベント・・。様々なジャンルや垣根を越えたそれらの施策にも携わり、まさにデザイナーとしてのスキルを復興支援に反映させた姿を紹介されました。

印象的だったのは、関口さんは市から個人事業主として委託を受けている為、その雇用形態が功を奏し、活動の進捗が他の市の施策よりもよりスピーディに実現に至っているという点でした。
現在は移住者の関心が高い『教育』・『子育て』に着目しつつ、さらに新しい課題『子供たちの学力UP』にも尽力していきたいとの事です。

何と今日が誕生日の関口さん。交流会では宇都宮幹事のバースデーソングで、セミナー会場が和やかな雰囲気に包まれました。

本日の出席者は34名でした。次回は、石巻市 副市長 工藤 均 様を講師に迎え、『地方創生について』というテーマでご講話をいただきます。