本日の第1571回経営者モーニングセミナーは、約1か月ぶりに会場での開催となりました。
会長挨拶にて小笠原会長より、コロナ禍ですが感染防止対策を十分に図ったうえでのZOOMとの同時開催を復活させること。そして4月開催の倫理経営講演会についてのお話しがありました。

本日の講話は、講師に復興庁 中島 洋 宮城復興局長を迎え、『宮城の復興の現状と宮城復興局の取組について』というテーマで講話をいただきました。
震災から11年、道路や河川、鉄道などの基幹的なインフラはほぼ100%の復旧完了(防潮堤は91%)となっており、産業分野の漁獲水揚げ量に関しては、宮城では73%まで回復したとの事。
震災時から今後を含めた15年間で32.9兆円の財源を見込む政府の対応として、現在は『第2期復興創生期間』(残り4年)とし、ハード事業・被災者支援・子ども支援・住まいとまちの復興など、多岐にわたる『復興の総仕上げの段階』と位置づけています。
また、県北部(リアス式沿岸)と県南部(低平地)の各地域特性を踏まえたまちづくりを展開する一方で、『防災集団移転元地』(集団移転後の公共用地)の利活用や、被災者のコミュニティ支援、生活再建支援など、いまだに根強い課題面があることも挙げられました。
そして、『石巻南浜津波復興祈念公園』や『旧野蒜駅プラットホーム』の建設をはじめとする『記憶と教訓の後世への継承』を中島局長は最後に掲げ、私達一人ひとりの伝承活動が、次世代につながることをあらためて痛感させられました。

本日の参加者は会場16名、ZOOM参加9名、計25名の方が参加されました。
次回は宮城県倫理法人会 沢田 元一郎 副会長を講師に迎え『スナオに実践 スナオに失敗 スナオに発展』というテーマで講話をいただきます。