今週の石巻市倫理法人会は、茨城県倫理法人会 副会長 蓮見 和子 法人レクチャラーを講師に迎え、経営者の集い テーマ 『二人の母』、そしてモーニングセミナー テーマ『ワンチームの会社経営』と、二日間にわたってご講話をいただきました。
栃木県で農林業を営む両親のもとに生まれ、自称『アルプスの少女ハイジ』のような幼少期から母親の愛情を受けて育ちました。
中学校の教諭を経て、結婚を機に旦那様の経営する印刷業を手伝う事となりますが、三代目の嫁として、現場主義のお姑さん(職親)からは厳しく育てられ、当時は不器用で失敗続きの自分にとっては、受け入れがたい瞬間もあったそうです。
やがて小さい子どもを抱えながら日夜明け暮れた印刷の仕事に対して、愛着が湧いていきます。
そして家族経営で必死に稼業を支えながらも平成9年に倫理と出会いました。
紆余曲折もありましたが、活力朝礼の導入により、社内に一体感が生まれ、社員個々のスキルと役割が明確になりました。斜陽産業と言われる印刷業の会社がワンチームとなった瞬間です。
蓮見レクチャラ―の実践報告で素晴らしいと感じたことは、倫理に反対していた旦那様(社長)に加えて、何より厳しく育てられたお姑さんも81歳でモーニングセミナーに参加されていたことです。
『血の涙から清らかな涙』へと変化したお姑さんとその関係性は、時代が変われど現代社会の家族間に必要な絆そのものであると痛感いたしました。
今週の参加者は経営者の集い14名、モーニングセミナーは28名の方が参加されました。
次週は(有)フクダ海洋企画 福田 介人様を講師に迎え、『震災後の三陸の海について』というテーマでご講話をいただきます。