本日の第1589回モーニングセミナーは、(一社)倫理研究所 戸田 徹男 名誉研究員を講師に迎え、ご講話をいただきました。

講話の前には、佐野 敏行会員より会員スピーチがありました。
佐野会員は4月に戸田徹男名誉研究員より「倫理指導」を受けており、今日のスピーチはその実践結果の報告をされています。
家庭における妻との関係性に解決策が分からず、指導を受けて実施したいくつかの実践項目を紹介。その結果、妻の態度や言動が微妙に変化していくのを感じながら、最悪の事態を回避することが出来ました。
最後に『自分の傲慢さ』を気付かせてくれた戸田先生に対して御礼の言葉があり、感謝の意を伝えられ、会場内は拍手に包まれました。

戸田徹男名誉研究員の講話テーマは『生命の根元』。
人類をつなぐ『食』と『性』。ともに生命の存続には欠かせないものなのに、『食』は食文化として語られる一方で、『性』のことは恥ずかしいこと、いやらしいことと興味本位に扱われ、性の尊厳や性文化として語られることは少ないそうです。
性の真義を説き、夫婦生活の原理を明らかにした丸山敏雄の論文『夫婦道』を根幹に、古事記や万葉集に見られる祖先たちの『大らかな』性に対する意識を紹介されました。
また、『対立』から『合一』そして『生成』へと連なる万物生成の理法の体現など、生命に対する純粋倫理の本質を学びとることが出来ました。

本日の出席者は33名でした。
次回は、仙台東倫理法人会 菅井 清浩 宮城CA委員長を講師に迎え、『倫理を学んだからこそ出来た再生』というテーマでご講話をいただきます。