本日の第1614回モーニングセミナーは、南三陸ワイナリー㈱ 代表取締役 佐々木 道彦様を講師に迎え、『新規ワイナリーの設立を通じて、地域のつながりや新たな賑わいを創出』というテーマでご講話をいただきました。
冒頭、会長挨拶では工藤会長より(一社)倫理研究所 丸山敏秋理事長の年頭挨拶文の代読があり、今年一年の倫理運動の推進を確認致しました。
佐々木社長は大手楽器メーカーに就職後、新規事業開発に携わりながらも、復興支援で訪れた被災地の衝撃的な光景を見て『中長期的な事業活動が必要』と認識。
地域や人のつながりを大切に、自ら持続可能な事業をやろうと決意しました。
やがて人と人、人と地域をつなぐ『ワイン』という素材に可能性を見出すこととなります。
『ワインで仕事をしたい!』・・佐々木社長の強い思いは、僅かなスパンでワイナリーの会社を設立するに至りました。
そこには南三陸町の地域おこし協力隊を経て、ワインをハブとした地元産業との一体化から生じる『南三陸ブランド』の構築を模索する姿が見えます。
ワインの『海中熟成』、水産加工品との『セット販売』、『クルーズツアー』や『ワイン会』の開催など、単純な製造販売にとどまらないその手法は枚挙にいとまがありません。
講話の中に何度も出てくる『つなぐ・つながる』というキーワード。
南三陸ワイナリーのパンフレットには『ワインと料理がマリア―ジュを起こすように、それぞれの魅力を一層輝かせたい』と、あります。
佐々木社長の決意はワイナリーを通じて三陸沿岸、やがては海外にも目を向け、今後も進化を続けて行く決意に満ち溢れていました。
本日の出席者は32名でした。次回は(一社)倫理研究所 三田 望 法人アドバイザーを講師に迎え、『やり残した宿題はないか』というテーマでご講話をいただきます。