本日の第1619回モーニングセミナーは、(一社)はまのね 代表理事 亀山 貴一様を講師に迎え、『豊かな浜の暮らしを未来へつなぐ』というテーマでご講話をいただきました。

人口わずかな漁村集落、牡鹿半島の蛤浜(はまぐりはま)。
地域が無くなりそうな危機感に、亀山さんは再生プロジェクトを立ち上げます。

まずは交流人口で活性化を図るべく、2013年にCafe はまぐり堂をオープンさせました。
それをきっかけにギャラリーやヨガイベント、BBQなどの集客をはじめ、林業や狩猟、ものづくりなど、雇用も含めた活性化のアイデアはどんどん拡がり、何とその交流人口は震災後の9年間で延べ10万人にのぼったそうです。

紆余曲折はあれど、地元漁師たちとの連携やUIターンによる若年層のスタッフ、そして何よりも亀山さんの一貫した理念と強い想いに賛同した、たくさんの仲間たちで紡いだ斬新な『まちづくり』の姿は、まさに次世代の地方の姿であると痛感しました。

『浜の暮らしの魅力をどう伝えるか?』
地域資源をふんだんに活用した、新しい循環型ビジネスモデルの背景には、この一貫したテーマが根幹にあり、亀山さんの挑戦はこれからも続くものと感じました。

本日の出席者は33名でした。次回は(一社)倫理研究所 仲澤 佳子 法人レクチャラーを講師に迎え、『「無いものねだり」から「有るもの探し」へ』というテーマでご講話をいただきます。