本日の第1653回モーニングセミナーは、特定非営利活動法人 移動支援 Rera 共同代表 伊藤 克行様を講師に迎え、『暮らしの足』というテーマでご講話をいただきました。

アイヌ語で『風』を意味するレラ。
東日本大震災の支援の為、北海道のNPOが母体となって結成された移動支援Reraは、2012年より地元ボランティアを中心に活動が引き継がれ、今年で12年目を向かえます。

伊藤代表からは活動のご紹介と、高齢者をはじめ移動困難な方の日常における『暮らしの足』となる移動手段についての現状や在り方、今後の課題点など多岐にわたるお話しをいただきました。

特筆すべきは、利用者は圧倒的に女性が多いこと。(石巻は外出する高齢男性が少ない?)
もうひとつは対応できるキャパシティに限界がある現状に対して、本当に『支援が必要な人に届けたい!』という思いを今後どう具現化させていくか?

包括支援センターをはじめ、自治体や行政、病院などあらゆる機関との共同での課題解決に取り組むことが浮き彫りとなり、参加された方々にとっても決して他人事ではない講話となりました。

本日の出席者は41名でした。
また、今日のモーニングセミナーはいつもの会場ではなく、魚町にある宮城エキスプレス㈱様での開催となり、参加された方々はセミナー終了後、社内で展示されている震災のアーカイブ『3.11明日のためのミュージアム』やオリジナル鉄道模型、屋上ヘリポートなども見学できる良い機会となりました。

次回は11月1日(水)50人モーニングセミナー ㈱紀生 会長 宮城県倫理法人会 守末 紀生 相談役をお迎えし、『決心』というテーマでご講話をいただきます。