本日の第1705回モーニングセミナーは、石巻市倫理法人会 会員で東日本フーズ㈱佐藤 俊一 代表取締役社長を講師に迎え、『2050年の日本を考える(第一次産業・漁師も魚も消えゆくJAPAN)』というテーマでご講話をいただきました。

2兆円にせまる日本のお寿司の消費市場ですが、東日本フーズ㈱様は寿司ネタの製造販売業として石巻自社工場で120名、ベトナムの提携工場では何と300名のスタッフのもと、年商40億円を超えるグローバル企業として成長を続けています。

金融型の資本主義へ変貌していく日本。漁獲量の激減が進み変革が求められる水産業界。
様々な風が吹き荒れるなか、我々経営者は目先の課題だけにとらわれず、常に情報のアンテナを張りめぐらせ、洞察力を研ぎ澄ませる必要性を佐藤社長は訴えます。

日本と海外を往来する多忙の中、モーニングセミナーに出席されるときの佐藤社長のテーブルの上には、大学ノートにその日の講話で学んだ内容がびっしりと書き込まれた、『学習ノート』がいつもあります。

自分自身の耳で聞き、足を使い、目で見た『学び』と『経験』が明日の発想力を培う根源であり、それを実践した人には到底かなわないと言います。
我が国日本の未来を憂いながらも、佐藤社長の常に貪欲に学び続けるその姿勢に、参加された皆さんが感動を覚える朝となり、会場では東日本フーズ㈱様に勤務されているミャンマーからの技能実習生の方も一緒に参加され、ご紹介される場面もあって、とても和やかな雰囲気のモーニングセミナーとなりました。

本日の出席者は45社55名でした。
次回は11月20日(水)石巻市社会福祉協議会 常務理事兼事務局長 久保 智光様を講師に迎え、『支援のバトンをつなぐ』というテーマでご講話をいただきます。